群馬鉄道SD2系電車

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群馬鉄道SD2系電車は、1993年に登場した近郊型電車です。世界で初めてIGBT素子を適用したVVVFインバータ制御を採用したことで歴史に名を刻みました。

外観はGKデザインが設計したデザインを採用し、当時最新だったビートレスステンレスを採用しました。内装は2+2列転換クロスシートロングシートを組み合わせた群馬鉄道標準スタイルで、車椅子スペースとバリアフリー対応トイレを設置してバリアフリーに配慮しました。また、1992年から実施したIGBT素子適用VVVFインバータ制御の実験では、実験にあたり三菱•日立•東芝•東洋の各社から提供された制御装置の中から東洋電機製が採用され、その独特の磁励音からのちに『墜落インバータ』と呼ばれるようになりました。

1993年に量産先行車として6両編成1本が誕生し、入念な試運転を経て翌1994年から1996年にかけて6両編成10本と4両編成30本、2両編成20本の合計220両が製造され、最後に残っていた両毛本線の吊りかけ電車を置き換えました。また、1997年からは4両編成10本がほくほく鉄道に売却され、ほくほく線経由での高崎〜十日町直通運転の快速にも採用されています。

2013年からは東京〜新潟間一部指定席特急の2階建車両連結近郊車導入とオール10or15両編成化に伴い6両編成10本と4両編成10本が組み替えられ、先頭車20両を捻出して新たに2階建車両を組み込み、余剰となった先頭車にIP1系ベースの中間車3両を組み込み5両編成化しています。2016年にも神流線藤岡〜鬼石間の電化リニューアルに伴い2両編成20本にIP3系ベースの中間車を組み込み3連化しており、現在の総数は10両編成10本、5両編成10本、4両編成10本、3両編成20本の合計250両となっています。

 

この記事は架空のものです。実在のものではありません。ご注意ください。