群馬鉄道3000系電車

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群馬鉄道3000系電車は、1960年に登場した近郊型電車です。高崎近郊輸送のサービス向上を図るために導入されました。

外観は当時近畿車両がアルゼンチン国鉄向けに製造していた『Toshiba』電車をベースとした全長20m•両開き3ドア•箱型車体で、座席は転換クロスシートロングシートを組み合わせたセミクロスシート構造です。トイレは付随制御車(クハ3100型)に1箇所設置され、その対面にクロスシートが設置されています。

1960年のデビュー当初は非冷房でしたが、1970年製のものから冷房付きに変更されました。また、1975年製からは省エネ化の目的で電機子チョッパ制御を採用した5000系も登場し、1983年までの23年間で2両編成60本•3両編成50本•4両編成50本•6両編成40本の合計710両が生産されました。また、1992年〜1993年にかけてIGBT素子適用VVVFインバータ制御の試験車として3028編成が使用され、その試験結果はのちにSD2系電車の製作に反映されました。

廃車は1999年から始まり、VVVFインバータ制御のSDシリーズや『ibisPaint』シリーズと交代する形で2020年11月20日に定期運用を離脱し、2021年までに全車引退する予定です。なお、2013年に退役した3001+3101+3151+3051の4両編成1本は中尾にある群馬鉄道博物館に保存されています。その他、群馬県内各地にて保存車が存在します。

 

この記事は架空のものです。実在のものではありません。ご注意ください。